感動!
宮城出身ですが、東北人として岩手の歴史や文化、また先住民である蝦夷に興味が湧いて仕方ありません。 後に読んだ高橋氏著の「天を衝く」なども同じパターンではありましたが、一個の人として共感しました。私自身が古風(現代の風潮が苦手で煩い街は嫌い、緑がないと詰まる…etc.)なせいか、やはり自分たちの土地や自然を愛する心、誇りをもった蝦夷に憧れます。そこのところ実際は誰にもわからないことですが、侵攻してきた大和に対して勇敢に戦った蝦夷の戦闘能力や持久力(食料、兵力、武器製造力など)は事実上相当に優秀であったという点において、東北を日本文化の先駆けとしても読み取ることができるのではないでしょうか。
大河ドラマを見ているようでした。
面白いと思います。
でも、私は蝦夷やアテルイについて知りたくて買ったので
そういう意味では面白くなかったかな。
奇襲攻撃や戦略についての話が多過ぎてちょっと飽きました。
もっと蝦夷の人々の文化や暮らしが盛り込まれているのを期待してたから。。
この本は。。。男の子が読むと好きそうかなあ。
残念ながら私はクライマックスに近づくにつれて、冷めていってしまった。
「男気あふれる」といえば聞こえはいいけど、
途中から突っ込みどころ満載です。
「そんなこと、私は上巻から気づいてたわよ!何を今さら!?」みたいな(^^;
そんな事でアテルイは苦悩。
作者は映像化される事を前提として書いているのか
それともこういう作風なのか、著者の本はこれが初めてなので解らないけれど、
個人的にはあまりのドラマチックぶりが白々しくて逆にリアルさを欠き物足りない。
辛口な事を書いたようですが、面白いとは思うし
歴史小説苦手!って思ってた私がスラスラ?と読破出来たので、星3つ。
どっぷりハマれる熱い男性向けかな!?(^^
栄枯盛衰
あれほどの威力を誇り、飛ぶ鳥を落とす勢いの組織にも、壊滅は起こりうる。ハンニバル曰く『どんなに繁栄した組織でも、健康体である身体を内側から蝕む内臓疾患のように、徐々に広がり、いずれは壊滅するのである』の良い見本。古今東西、歴史の輪廻は繰り返されている。
次々と倒れゆく仲間たちを前に、アテルイのとった行動には時代背景の差こそあれ、組織運営にはこれ以上ない良いヒントがあると言えよう。『組織は指導者の才能で左右される』のだ。
物悲しくも勇気付けられる本書は、自信がネガティヴになった時に読んでみると、活きる活力が沸いてくる。
素晴らしい本に出会った。
☆×10
こんなに感動して泣いたことはないと思います。 アテルイたちの最後の策の真意を知ったとき、涙がボロボロこぼれてしまいました。 後半はずっと泣きっぱなしでした。 言葉では上手く言えない。。。 ぜひ、たくさんのいろんな人に読んでもらいたいです。
良くも悪くも高橋克彦節。
高橋克彦氏の作品はほとんど読んでいます。この本、大多数の人からの大絶賛と、 少数の人からの硬い批判があると思います。 残念ながら私は後者です。 高橋氏の作品は、読みつづけるほどに感動が薄まっていく気がします。 おそらくその要因は、 「高橋氏の描く登場人物の性格が、作品間で似すぎている点」と、 「作者の思い入れの強い登場人物が、作者側の視点を持ちすぎている点」 だと考えます。 「火怨」の登場人物たちも、 他の高橋作品の登場人物にそっくりな人たちばかりです。 どこかで見たような登場人物たちが、 どこかで見たような会話をし、 どこかで見たような感動的な場面を見せられます。 また、高橋作品によく登場する「作者の視点」を持った人物たちが、 これから起こることを次々と的確に、確実に、予測していきます。 すべてのつじつまを合わせてから、そのとおりに物語が進行します。 推理物ならまだしも、歴史小説でのこのような予言者の存在は、 物語のダイナミズムを消失させてしまうだけではないでしょうか。 もちろん、一本の作品としては良作の部類に入ると思いますし、 大絶賛をする人たちの気持ちもわかります。 しかし、高橋作品を読みつづけてきた者としては、 「またか」という感覚をどうしても持ってしまいました。 「総門谷」をはじめて読んだときの感動を、今一度、味わいたいものです。
講談社
火怨〈上〉―北の燿星アテルイ (講談社文庫) 炎立つ〈壱〉北の埋み火 (講談社文庫) 炎立つ〈弐〉燃える北天 (講談社文庫) 炎立つ〈参〉空への炎 (講談社文庫) 炎立つ〈伍〉光彩楽土 (講談社文庫)
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